和田福では大きさ・ツヤ・重さなどを確かな「目」と「手」で毎朝限られた数を厳選し納得のいく「水なす」をその日のうちに丸のまま秘伝の方法で「ぬか床」へ漬け込こんでいます。
また、「水なす」作りは「土づくり」も大切で効果的にするため肥料はすべて有機肥料にもこだわっています。
「水なす」がさらに美味しくなるよう磨きをかけているのです。
そのすべては食べて納得です。
自然の恵みをいっぱいに受け、愛情を込めて大切に育て上げた『和田福の水なす漬』を是非一度ご賞味くださいませ。
「水なす」の栽培は、江戸時代初期に和泉の国、上之郷村(現在の大阪府泉佐野市上之郷近辺)で始まったと伝えられています。
関西地方では、その美味しさに定評のある「水なす」ですが、全国的には知名度はいまひとつでした。
しかし、数年前より全国的に人気が上がり、京都の料亭や東京のお寿司屋さんなどにも出されるようになり一躍人気が高まってきています。
「水なす」は、皮が非常にやわらかく、生で食べられるほどにアクが少なく、口の中に入れると皮のしょっぱさとサクサクしてあっさりした身の味が程よく調和し絶品です。
さらに手でしぼると水がしたたり落ちるくらい水分が豊富です。
自然の恵みをいっぱいにうけて外側は鮮やかな紫色。
中は「はっ」とするほど透き通るような白。
それが「泉州の水なす」です。
なすびは特に夏ごろ味が良いので「夏味(なつみ)」と言われ、これが転化して「なすび」となったと言われています。
ではなぜ「水なす」というのでしょう?
昔々、泉州のお百姓さんが農作業中、のどが渇いたときに、畑の水なすを取って食べていたと言うくらい水分が多いからなのです。
さらに「水なす」は昔からぬか漬にして多く食べられています。
これには理由があって「水なす」にはビタミンAが多く含まれているのですが、ビタミンAはきわめて不安定な物質で、空気にさらされると酸化され、特に光・熱に鋭敏に反応し分解されてしまいます。
しかし「ぬか漬け」にするとビタミンAの酸化を防ぎ、効率よく吸収することができるのです。
ぬかにはビタミンEが大変豊富に含まれています。
ビタミンEには非常に強い酸化作用があり、他の物質の酸化を抑制する働き(抗酸化作用)があります。
このビタミンEの働きによりビタミンAが酸化されにくくなると言う訳です。
と、言う事を知ってか知らずかはともかく泉州の人々は夏になると「水なす漬」を好んで食しているのです。
軽く水洗いをして「ヘタ」を切り落とし包丁を使わずに手でさいてください。
漬かりすぎた場合は細かく刻んで水洗いし、よく絞ります。
お好みで土ショウガや胡麻などを和えてお召し上がりください。
【1日目】あっさり味
1日目は漬かりが浅くあっさりとしたフレッシュな味わいをご賞味ください。
(水なすは通常のなすに比べて水分が多く、生でも召し上がれます)
【2~4日目】食べごろの味
2~4日目が食べごろです。水なすならではのソフトな味わいが楽しめます。
口の中に入れると皮のパリッとした触感と身のみずみずしさがほどよく調和し絶品です。
【5日目】たっぷり漬かった
5日目になると深漬けとなります。
少し酸味が出ますので、食通にはおすすめえです。
もし酸味が気になる場合は、刻んで水で塩出しをしてよくしぼり、土ショウガ、胡麻、かつお節などをお好みで加えていただき、醤油をかけてお召し上がりください。
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